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written in 3 Feb.1999
研究者はもちろんの事、天文ファンも待ちに待っていた日本の大型望遠鏡「すばる」がいよいよファーストライトとなりました。ファーストライトとは初めて光を通すと言う意味ですが、厳密にはあれほど複雑なシステムとして成り立っている大型望遠鏡ともなると組み立てただけではまともにピントも合わないなんてことになるため、実質的にはまともな画像を得られるようになった時点でお披露目する時をファーストライトと言う事にしているようです。どちらにせよ、本格的に観測できるようになるのはさらに半年以上かかるとされていますから、研究者にとってはまだ先の話なのかも知れません。
既に１月２９日に国立天文台のＷｅｂページ（一度Ｌｉｎｋ Ｇａｔｅを経由します）で資料とともにファーストライト画像が公開されていますが、新開発の超高感度カラーハイビジョンカメラを持ち込んでいるＮＨＫが生中継を含めて番組を放映するようです。
２月１１日の２１：００〜２１：５０にＮＨＫ総合で「生中継 これが世界一の望遠鏡『すばる』だ」、２月１４日の１８：００〜２０：００にＮＨＫ衛星第一で「宇宙スペシャル体感中継・世界一の望遠鏡”すばる”が見た大宇宙」の２本です。私はもちろん見るつもりです。何のために今まで生きてきたって、いくつかの理由のうちの一つには間違いなくこれが入るのですから。当然ビデオ録画もするでしょう、多分ＶＨＳ標準で。「クローズアップ現代」もしばらくの間は要チェックでしょう。特番２本の受けが良ければ取り上げる確率は高そうです。
さて、私は１９９６年２月９日に行われた仮組みの一般公開に行きました。仮組みは、ハワイの山の上で作る機械に現地で不具合があってもおいそれと調整する訳には行かないので、あらかじめ組み立ててみて調整するために行われました。この時点では、望遠鏡に直接関わる技術者以外にはもう見る事は出来ないだろうと言われていたので―研究者でさえ用があるのは観測データだけなので、望遠鏡自体を見る必要はない訳です―、この一般公開の抽選に当たった時にはうれしかったものですが、最近はどうやら見学ツアーなども企画されているらしいですから、窓越しに姿を見る事は出来るのでしょう（直接見るのはどっちみち無理でしょう）。仮組みの時の画像を以下に示します。
さあて、１１日、１４日が楽しみだなぁ…。