written in 21 Jul.1999
７月１７日から２０日まで、会社が休みだったので帰省してきました。うらやましいとおっしゃる方もいると思いますが、その代わり２５日の土曜日は出勤です。製造ラインに勤めている関係で、会社としては細切れにラインを動かすより固めて休ませる方がマシだという事らしいです―だからラインに関係ない部署は１９日が出勤で２５日が休み―。
事の起こりは私の盆休みがどうなるか分からないからこの時期に帰省しておこうかと友人Aに言ったところ、友人Bも同時期に帰省しているとか７年ほど会っていない友人AB―何でCじゃないのかって？これは血液型なんだな―もこの時期なら休みが取れるという事で集まろうという事になったのです。と言っても、友人BとABとは同時に会ってないんですがね。
１６日夜、TJBの更新をした後３時間ほどの仮眠を取ってから実家に向かって出発するつもりでした。…確かに私は１７日の０時過ぎに目覚し時計を止めました。でも、ふと気付いたら１時前になっていたのです。更新したTJBのファイルのアップロードやらNIFTYへのアクセスなどをしてから出発したのはようやく２時半過ぎになってからでした。まあ、急ぐ旅じゃないからいいかと思いつつ、信号が嫌で阪神高速から第二神明道路、加古川、姫路、太子竜野の各バイパスを使ってしまいました。姫路バイパスのサービスエリアにある売店やガソリンスタンドが何時の間にか２４時間営業でなくなってしまっていたのにはちょっと面食らってしまいました。これでまた夜行ツーリングがし難くなります。岡山市の東側にあるバイパスが何時の間にか全通していて走りやすくなったのはいいのですが、国道２号線からバイパスにつながる道路にあった休憩施設で休憩するつもりだった私は仕方なくそのままノンストップで走り続ける羽目になりました。今まで「とっとと開通させろよ」と思っていた私でしたが、休憩のしどころがなくなるというのは盲点でした。岡山市の西側から倉敷市にかけてのバイパスもずいぶん通りやすくなっていましたが、これまた休憩のしどころがなくなっていまして、結局休憩したのは尾道バイパスのパーキングエリアでした―長船あたりで燃料補給の為に停まってはいますが―。どういう訳か広島県に入ると急に眠気が襲ってきて、尾道バイパスあたりではずいぶん怪しげな運転をしていました。以前にもそういう経験があったのでたっぷりと休憩を取ったつもりだったのですが…三原を過ぎたあたりからまたもや眠気。結局八本松ICから山陽自動車道に入り、奥屋PAで休憩。ここまで来ればあと３０分というところなんですが、事故よりはマシだろうという事です。結局、実家にたどり着いたのは９時半頃の事です。
たどり着いた実家には誰もいません。親は旅行中―もちろんあらかじめ聞いていたけど―なのです。いればいたで夜にバイクで帰省するのをあまり歓迎しないので好都合と言えなくもありません。とりあえず風呂を沸かしてヘルメットの癖の付いた髪の毛を洗うところまで頑張りましたが、布団も敷かずにダウンしてしまいました。数時間うとうとしてから昼食を適当に食い散らかし、友人Aの携帯電話に連絡を入れました。大抵はあらかじめスケジュールを確定させておくのですが、今回は現代の若者風にアバウトなスケジュールしか決まっていなかったのです。集合場所は広島にも出来てしばらく経つ東急ハンズ。怪しげな天気をにらみつつ、集合時刻より早めに行って以前から買うつもりだった折り畳み傘を買いました。ボタン一つで開くタイプです。
集合時刻の数分前に友人A登場。後は友人ABが来るのを待つばかりなのですが、ちっとも来ません。１０分やそこらは誰かが遅れて来るのが通例とは言え、３０分経っても来ないABに「あいつは一体どこに行ってるんだ？」と友人Aと私。そうして集合時刻から３５分ほど経ったところでABから電話が入りました。その内容は我々の想像をかなり上回るものでした。彼は今博多にいると言うのです。ABは現在東京の住人ですが、新幹線で移動する際に車内で寝たら博多で車掌さんに起こされたというのです。仕方ないので引き返して来る間は二人で飲み食いするかとAと私は予約していた店に向かいました。飲み食いし過ぎるとABが来てから我々が持たないし、さすがに二人では会話の間が持たないしで苦労する事１時間半、ようやくABが登場。その時私が飲んでいたのは「博多梅しそ焼酎割り」なる飲み物―もちろん狙っていた―。本当はこの前に友人Bから用件が終わったから合流しようかという話もあったのだが、なんやかんやで没。友人A、AB、私の三人はそこにいない友人Bの話題を肴に飲み食いしました。その内容は友人Bのプライバシーに関わるので本人から書かないように要請されているのと、仮に許可があってもとても危なくて書けないような危ない話題が含まれているのとでノーコメントという事にしておきます―要するに、当人の前では話せないような話だった訳ですな―。
その後カラオケで１時間ほど騒いだ後、公共交通機関の最終便で帰宅。ここで最寄り駅まで戻ってきたら外は大雨。ABは傘も持っていないという事で駅の貸し出し用傘を持たせ―当人は「いらないよ」などと言っていたが、後で聞いた話ではその時降っていた雨で避難命令の出た地区もあったらしい―、それぞれ別れようかと道でたむろしていたら妙な声で「君たちは何をしているんだ？気持ち悪いな」とおぢさんが…。私はそんな声をかけられる方が余程気持ち悪かった。買ったばかりの傘をさしていた私は、開閉ボタンをうっかり押してしまっていきなり濡れてしまったというボケをかましてしまいました。
これは後日談になるのだが、別れたあと友人ABは留守中の実家に入る事が出来ず―鍵は持ってないし実家にあらかじめ連絡がつかなかったそうだ―、大雨の中駅まで戻って傘を返した後始発を待って東京まで戻ったそうだ。なんともすごい奴ではある。
１８日は前日の反動でひたすら怠惰な１日を過ごしました。たまたま置いてあった古い写真を見ていたら自分の生まれた頃の写真どころか親が独身の頃の写真まであってびっくりいたしました。親の若い頃の写真って、あまり見た事がなかったんですよね。２２時頃になって旅行から帰ってきた親にその話をしたら、当時の話を少し聞く事が出来ました。
１９日は午前中うだうだと過ごし、昼頃から動き始めました。まずは平日の昼間に電話してくれと言われていたところに１件電話。本当はもっと早く電話すべきだったのですが、特に問題無く用件は済んでしまいました。昼食の後今度は銀行へ。まずはATMで自分の口座から他の銀行の自分の口座に振り込みをして、窓口で書類をいくつか書いて待つ事３０分ほどで用件は終わりました。しかし、いくら手続き上仕方ない事とは言え自分の名前をたくさん書くのは面倒なものです。名前だけだからマシか？広島の銀行で現住所が大阪の私が手続きをするというので若干余計なチェックも入ったようですが、特別問題ではなかった模様。
夕方から最寄り駅で友人Bと合流してまたもや飲み食いに向かいました。友人Aとは市内―広島の住民が市内と言うと中、東、西、南の４区の事を指す―の本屋で待ち合わせです。友人Aとも合流して本屋で三人してあーだこーだとやった後、いつもよりは２時間ほど早めに飲み食いを始めました。友人Bが翌日のスケジュールに差し障るのを恐れて―私も同じ立場だったらそうするであろう―早めの時間にする事をリクエストしていたのです。友人達に言わせればその時の私はいつもよりかなり壊れていたらしいです。アルコールの量よりは「ピリカラソーセージ」のせいではないかというのが友人達の見解ですが、私自身は明るいうちから飲んでいたせいではないかと思っています。終わった時にまだ日が沈んでいませんでしたからね…。ここでは何故か私の恋愛話に関する追求？があったり、一昨日と同じくとても書けないような話とか友人ABの話など、憶えていてもとても書けないような話ばかりだったのでノーコメントと言う事にしておきます。あ、友人Bの持ってきていたディジタルカメラに記録されていた画像を再生する事を友人Aと私とで強要したという記憶はあります。…もっとズームアップした画像はなかったのかと、今書いていて気付いた。飲んだ後はまたもやカラオケで１時間ほど―基本的に友人ABを含めて全員ごく親しいメンバーでないと歌わないような奴ばかり…のような気がする―騒ぎました。しかし、どいつもこいつも現在の人気ベスト１０に入るような曲は歌わないなぁ。
公共交通機関で帰った後、友人A、Bの家まで付いていき―この二人は実家が近所である―、道端でうだうだと１時間ばかり話し込むというのも定番です。一昨日そうしなかったのは大雨だったからというだけの理由です。この時間帯が一番話が弾んだりする事も少なくありません。その後、私が帰宅したのは２２時過ぎだったでしょうか。
そして連休最終日、２０日です。私にとっては大阪への移動日です。いつもなら８時には起きて９時には出発するのですが、今回は起きたら１０時前でした。大した荷物は持ってきていないので荷造りなどには手間取りませんが、天気だけは怪しげで気になりました。まあ早い方がいいだろうという事で１０時４０分には出発しました。今度はずっと高速道路なので大した事は起こりません。２回目の燃料補給をした三木SAでハイウェイカードが売り切れていたので西宮名塩SAに寄った事以外はほぼ予定通りでした。天気の方は岡山と兵庫のとの県境付近で案内表示に「トンネル出口 雨」という表示がずっと出ていたにも関わらず雨が降っていなかったし、ずっと曇っていて涼しかったのが加古川を過ぎたあたりからは日が射してきて暑くなった事以外は問題ありませんでした…大阪府に入るまでは。伊丹あたりで前方に黒い雲が見えてきて嫌な予感はしたのですが、大阪府に入った途端どしゃ降りにやられました。私は上着と靴は防水のものを使っていますが、それ以外のところは雨具を持ち歩くだけです。後で知ったのですが、この時箕面市では１時間あたり３３mmという豪雨が降っていたとかで、恐らく中国道あたりでも１時間あたり１０mmくらいは降っていたのでしょう。本当に一瞬で下半身が水浸しになってしまいました。防水の靴も上から水が入っては無力です―雨具の裾を靴の上にかぶせるのが前提条件なんですね―。装備の弱点をまとめて突かれた形で、私はびしょ濡れになってしまいました。改めて、水と寒気は一番弱いところのレベルで防がれる事を思い知ってしまいました。それにしても、あの程度の雨で停まっちゃう車がいるのは勘弁して欲しいなぁ…。まあ、濡れた事以外は何事もなく帰り着いたので良かったと言えば良かったです。そうとでも思わなきゃやってられない。
…いつもにも増して延々と書き連ねただけで申し訳ない事です。