written in 10 Jul.2003
先月は結局実質的な更新無しというかなりへたれた状態になってしまって申し訳ないことです。何せ、先月は引越ししていてくたばりかけていたもので…。
引越ししたと聞いて「俺には連絡なかったぞ！」と憤慨している友人は多分いないと思うのですが、今回は誰にも連絡していません。そりゃそうです、私の住所は全く変わっていませんから。引越ししたのは私の勤務先なのです。正直言ってこの引越しはかなり大変でした。
実は昨年の盆休みの頃にも引越しをやっているのですが、その時は同じビルの中で別のフロアに移っただけでした。基本的なレイアウトも一緒でそっくりそのまま移し変えるだけ、という引越しですら大変だったのに今度は全く別の建物に移転するというのですから大変でない訳がありません。正直なところ移転の話が持ち上がったときには内心没になる事を望んでいたくらいです。しかしまあ、移転が決定してしまっては仕方ありません。実質的なところは私のすぐ上の上司が音頭を取っていたのですが、私のすぐ上という事はさらにその上に何人もいるという事で…ええ、移転先の配置計画などが決まるまで二転三転。実のところ引越しをしてから更に二転三転したというのは内緒です。いわゆるOAフロアと言う奴なので電源やLANの配線関係は自由度がそこそこ高いのですが、そこそこ高いというだけでほいほいいじれる訳ではありません。要するに元の床と上げ底の床との間に配線が来ているだけですから、荷物が来てから配線変更作業をするためには載っている荷物を動かすところから始めなければならない訳です。で、一部の例外を除いて配線変更などの実作業をするのは音頭を取った上司や私なのでありまして…。もちろん手伝いを申し出てくれる人もいるのですが、結局配線作業などは一度に何箇所も出来ないので人海戦術に頼れるのは荷物の移動など当たり障りないところに限られます。…作業の優先度は共用部分とか業務―極一部の例外を除き、営業活動のみを指すと認識されているような気がする―に関係する部分が高くなるので、必然的に私のスペースを片付けるなんてのは思いっきり後回しになります。でも片付けの期限は他と同じに設定される…危うく徹夜になるかと思いましたよ―正直言えば強引に徹夜しなくて済むように”とりあえず”片付けただけである―。
ええ、人が荷物の整理どころかまだ配線工事してるというのに「まだホスト使えないの?」とかなんとか言って下さる方もいて参りましたよ。電源とLANケーブル無しでどーやって使えるようになるのか知りませんけど。ホストシステムを使えるようにした頃には営業担当者たちはひとまず片づけが終わってたりするんですが…。「そっちは自分たちの仕事してるのにこっちはそのあんたたちの仕事のための仕事してるんだからちったぁ気を使え」とでも言いそうになりましたぜ全く。これで引越しを理由に売り上げが伸びませんでしたとか言い訳してたら首を絞めに行きそうです。
それはともかく、入居時にリフォームされているのでとりあえずきれいに見えるんですよ。そのせいなのかどうか知りませんが、本社のえらいさん方が週に何日かずつ入れ替わり立ち代り常駐するようです。「私も席が欲しい」とか何とかいう事になって。ただでさえ契約時に想定していたキャパシティに比べて実際の入居時点で無理して詰め込んだ感があるのに、更にその上を行く詰め込みって…この点に関しては営業担当者に同情いたします。サービス担当者の方だって余裕はないんですけど。
あくまでも噂ですが、今回の引越しの理由って「墨田区より港区の方が住所がかっこいいから」というのが結構大きいらしいんですね。経費節減とか今までの建物だとキャパシティが足らなくなったというのもあるのは間違いないのですが。でも実質的なキャパシティはどう見ても減っているような気がするし、経費も通勤手当の事まで含めると増えてないかという気がします―私みたいに0だったのが何人もいるから―。港区と言ったって「ゆりかもめ」沿線だと本当に港ですから、TVなんかで出てくるイメージの港区とはかなり違いますけど。
個人的には通勤時間が約10倍になったのが非常に痛いです。何せ最寄り駅より勤務先の方が近かったので…。しかもゆりかもめと大江戸線では本屋に困るという点で今までと全く変わらないし。仕方ないので本屋に用がある時はJR経由で帰ってますが、閉店時間に間に合わなかったりするのは営業時間のせいだけじゃ…ないよねぇ。私は汐留の再開発区域にでかい本屋が来るのを切に希望してます。営業時間も長めのところね。