written in 13 Apr.1999
さて皆様、投票には行かれましたか？行く行かないはもちろん各自の自由ではありますが、「行使しない権利は奪われる」ことだけは認識しておいて下さいね。
しかしまぁ…なんなんでしょうね、政権党のあの体たらくは。身内で脚を引っ張っておいて「執行部の責任うんぬん」もないだろうに。そういう事をやっているから惨敗―全国的に見ればとても勝ったとは言いかねる内容だと思う―したと言う事実を認識しないといずれ―従来の選挙手法でついて来てくれる有権者がいなくなる頃―勝てなくなるんだよ。そんなに遠い将来の話ではないのだし。私は別にいいけどね。
さて、東京都知事選は何だか意外な結果になりました。勝ちそうな人が勝ったという点では意外でも何でもないのですが、あんなに大差がつくとは思いませんでした。２位の鳩山氏と３位の舛添氏の票を合わせてようやく…ってのはねぇ。やっぱ、「言うべき事は言う」っていう姿勢が受けたんでしょうかね。でも、あの人の場合「やるべき事はやる」っていう印象がないんですが。そういう事じゃ困るのよ、石原さん。「東京都の代表は日本の代表」とか何とか言っているから私も言っておきます。
２位以下の候補にも苦言の一つも言っておきましょう。
大阪府知事選は予想通り横山氏の信任投票でした。有力とされた対立候補が何を根拠に手応えを感じたのか私にはさっぱり判りません。知名度で負けているのは分かっているのだから、いかにもな理想論を掲げて政策論争しようとしたって無駄ですわな。相手が乗ってこようがこまいが、徹底的に現実的な政策を掲げて戦うべきだったのです。しかしまぁ、横山氏の得票が２００万票を大きく超えるとは思いませんでしたけど…本当に痛みを分かち合う気なんですかね、大阪府民は？やっぱり総論賛成各論反対になりそうな気がする。
各地の選挙に関してはコメントするほどの事もないでしょう。地方は相変わらず無風選挙が横行しているし、都市部もびっくりするような候補が当選と言う話も聞きません。それでも、和歌山で共産党が票を伸ばしたというのは凄いですけどね…大勢に影響はないようですが。私はろくな選択肢がなかったので、不本意ながら一番死票になりそうもない候補に入れておきました…そのつもりだったのですが、なんでこんな選挙区が定数３なんだ？誰に入れても同じじゃん。無効票にしておいた方がマシだったかも。
さて、統一選挙後半戦はどうなる事やら。基本的に市町村レベルだから、やっぱり無風選挙になっちゃうんでしょうかね。無投票で終わっちゃいそうなところも多そうですなぁ。それじゃ意味ないのだが。