written in 9 May 2001
modified in 28 May 2001
「これを見て感動しないような奴は人間失格。生きていく資格無し。」と前回書きましたが、いきなり冒頭で涙を流してしまいました。オープニングテーマ「地上の星」が結構効く上に個人的にはいろいろあったもので、ついぐっと来てしまいました。TV番組を見て涙を流すなんて十何年ぶり、ひょっとしたら20年ぶりくらいになるかもしれません。箱根の坂を登るくだりなんかも結構来ましたが…止まったら最後だという話もあったりして―なんだかんだ言ってもやはり非力なエンジン故、きつい坂で再加速というのは難しいらしい―。でも、作った本人達が自分で持ちたくなるような製品というのはいいですよねぇ。某社の製品なんて作った（設計担当者か、あるいは生産担当者か）奴が自分じゃ絶対欲しくないなんて思っちゃうようなもの作っちゃうし。
さて、プロジェクトX―正確には「挑戦者たち」って付くようですが―も2年目に入りました。3月頃になって番組のWebページに「存続が決まりました」なんて書いてあって唖然とした記憶がありますが、視聴率の問題よりはねた切れとの戦いのためにそうなっているのではないかとも思える今日この頃です。以前は1か月分くらいの先の予定が挙げられていたのに、最近は2週先までがやっとというところを見るとそう思えてなりません。この手の番組は取材が間に合うかどうかがポイントですからねぇ。最悪、1週おきでもいいから続けて欲しいものです。
で、前回9つのやって欲しいorやりそうなねたを挙げましたが、実際に放映されたのはそのうち2つ、円谷組ということで拡大解釈して3つ、ロータリーエンジンは2回やったから放映回数で4回。これを高確率と見るかどうかは意見が分かれると思いますが、残りのねたもいずれ取り上げられる可能性はかなり高いと思っています。しかし、まさか広島カープがねたになるとは思ってなかっただよ。広島育ちの一応カープファンの私は思わずガッツポーズを取ってしまいました。新年度の冒頭が個人的にいまいち―どっちかと言うと人情系ねたはそれ程好みではない―だったのですが、カープねたが出てくるとは思わなかったので「こういうのもありか」と思った次第です。その前が医療ねたでしたが、私も一応未熟児の部類として生まれたくちでもあり、おまけに私の誕生日に程近い日程で放映された事もあって、なかなか来るものがありました。久保純子アナが1800gだかで生まれた人ってのは狙った訳はないにしてもすごい事です―当時の1800gは決して楽観できない水準だった筈だ―。次が高層建築って事ですが、予告を見るとまた恋愛絡みねたらしい。高い所と恋愛には相関関係でもあるのか？
番組が具体的な技術の話はできるだけしないという方針らしいのでやや物足りない面はあるのですが、それでも「ここを少し説明したらもっと面白いのに」と思う場面がよくあります。「数式を使わずにやさしく解説！」なんて本を読むと数式を無理やり使わずに説明している為にかえって分かり辛いなんて事も結構あります。あまり視聴者のレベルを低く見積もりすぎるのもどうかと思いますが…。液晶の回なんかは割とバランスよく仕上がっていたと思いましたから、その辺のバランス取りをうまくやって頂けるとありがたいと思っています。まあ、多くの人に見てもらってなんぼというのも事実ですから。
さて、今後出てきそうなねたを予想したいところですが…、私がそんなの分かる訳ないじゃないですか。とりあえずは前回の予想の残りをキープってところです。
一体…こんなに私好みのねたが続いていいんでしょうか。6月前半はH-IIを前後編でやるそうで。前編には糸川博士が出てくるところを見ると、私の予想の1/4くらいは当たる計算になりますが。自力で衛星を打ち上げられるようになるまでが前編なら半分当たり、なんですが…どうも「あやめ」シリーズの失敗のところまでやるところを見ると―どこにも「あやめ」なんて書いてないという方もいらっしゃるかもしれないが、H-IIの歴史を紐解けばこれが決定的な機会になったのは間違いない―1/4くらいですな。（28 May 2001追記）
他のねたというのもない訳ではないんです。ただ、趣味の関係で一部の企業に偏ってみたりするのが難かな、と。NRなんか大ねたになりそうだし。あー、近鉄の広軌化プロジェクトなんてのも面白いかもよ…。（28 May 2001追記）
Modification History
- 28 May 2001
- 放送予定判明に伴う追記を追加